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ダイエットと炭水化物との付き合い方

こんにちは。菊江です。

秋田はすっかり秋めいてきました。朝夕が少しずつ涼しくなってきて、里のほうは紅葉はまだですが山間部は盛り。いろいろなお店で秋の食材が並び、新米もいただきました。舞茸が株で販売されている光景も秋田ではよく見かけます。

さて、この季節になるとご飯がおいしくてつい食べ過ぎてしまう…という方もいますよね。

先日友人が、「秋になるとホットコーヒーとケーキの組み合わせが美味しくて太ってしまう」と愚痴をこぼしていました。思わず、わかるわかると深く相づちをうってしまいました。

ダイエットしよう!と思い立った時、多くの人が一番最初に思いつくのが「食事を控える」ということです。まあ、2割位の人は運動しようと思うかもしれませんが、なぜかそういう思考は男性に多く、女性の場合は食事でコントロールしようとする人が圧倒的に多いそうです。

そして、食事を控える=炭水化物つまり糖質を抑える、と考える人が多く、手っ取り早くお米を抜いてみよう!と実践する人がたくさんいます。

確かに、低糖質ダイエットや炭水化物抜きダイエットは主に主食(お米、小麦)を食べないという食事方法が推奨されています。なぜかというと、その方法が一番簡単で手っ取り早い方法だからです。栄養の知識が無くても、老若男女誰でもが簡単に始められる方法が、ごはんを抜くという方法なんですね。

しかし、目の前に美味しいお肉、お魚、ごはんのお供がいて、ずっと我慢し続けるって、あなたにはできますか?

家族には美味しい炊きたてごはんを用意するのに、自分ではひと口も食べられず我慢我慢…。それを目標達成まで続けられるでしょうか?

わたしには無理です。

ごはん(ここではお米)食べたいです。

もし、あなたが、これまでに低糖質ダイエットや炭水化物抜きダイエットで挫折した経験があるなら、その方法はあなたには不向きだったということです。ですから、よし!もう一回チャレンジ!と思ってもきっとまた失敗することでしょう。

何かを極端に我慢することは、ダイエットに限らず、必ず弊害が起きます。食事なら反動がきます。そうして再び増えた体重はそれまでよりも脂肪が多く、代謝が低いやせにくい身体になります。

ダイエット・産後ダイエットでお悩みのあなた。ごはんを抜くのはやめてください。ごはんを食べてもやせられます。

まずは、ごはんは敵じゃない、味方だ、と覚えておいてくださいね。

 

ここで、わたしの炭水化物(ごはん)抜きダイエットの実話をお話しましょう。

これだけ偉そうにごはんを食べなさい!と言うわたしも、最初からごはん信者だったわけではありません。今のあなたと同じいように、短期間で大幅減量したいからごはんは食べない!それが一番簡単!と信じて疑っていませんでした。その背景には、若い頃の一食抜かせばすぐやせる、という間違った成功体験がありました。お肌もピチピチで代謝もよく、運動量も多かった20代前半の経験を、わたしは30歳を過ぎても過信し続け、長女(第二子)出産後もそれでやせられるだろうと何度も寡𩻄に挑戦し続けたわけです。

まず、朝、昼、夜とごはんやパンを食べなくなりました。でもクッキーやチョコ、おせんべいは「ごはんも抜いたしこれくらいいでしょ」と食べることもありました。いえ、毎日食べていました。だって、3食のごはんを我慢したんだもの!わたしは!

次第に、0.2kg、0.5kg…と体重が減っていきました。ほらね、これを続けられればやせられる!

しかし、夫が在宅になる土日になると外食が増え、週明けには頑張って落した0.5kgがあっという間に元通りに。平日落しては休日増えの繰り返しで、わたしのごはん抜きダイエットはいつまでたっても終わることがありませんでした。

ある日、息子にひどく八つ当たりのように怒鳴ってしまったことがありました。原因は些細なことで、もう思い出すこともできません。

すると見ていた夫が「ママ、もうごはん抜きダイエット禁止!」と言ったんです。

わたし、自分ではあまり自覚が無かったのですが、ごはんを抜くようになってからすごくイライラしたり怒ったり、子どもに当たっていたりしたみたい。身体に糖質が足りなかったですね。

そして、「ママはどうしてごはんを食べないの?」という息子のひと言がダメ押しとなって、ごはん抜きダイエットをやめました。

自分の都合で理不尽に子どもに怒りたくない、そして、健康のためにご飯もしっかり食べなさいと躾ける自分が、ご飯を抜いて心身ともに不健康になっている姿を子どもに見せたくない、体重を落すために食事を抜いても良い、と教えたくないと思ったのが大きな理由です。

こんなことがあり、わたしはごはん抜きダイエットを終了し、新たなダイエット方法「食べてやせる」に辿り着くわけです。

わたしの失敗ダイエットエピソード、実は多くの女性に共感していただけるものだと思うんです。

ごはんを抜いているから少しくらいお菓子を食べても良いよねと思いがちだとか、お腹がすいて少しのことでもイライラするようになってしまうだとか、今のあなたも同じような悩みがあるのではありませんか?

わたしのお客様の中にもどうしてもごはんが怖い、という方はいらっしゃいます。そういうお客様にごはんを食べる習慣をつけていただくのはとても大変です。しかし、騙されたと思って一週間食べてみて、と説得し食べていただくと、「ごはんを食べるようになってから間食が減りました」「ごはんを食べているのにやせました」と嬉しい感想を聞かせてくれます。「ね、ごはんは敵じゃなくて味方です。あなたに合った量を食べていれば決して太ることはないし、食事が美味しくなって続けられるでしょ?」とお話すると「こんな方法があるなんて早く知りたかった」とお話してくれます。

もちろん、ごはんの食べ過ぎは糖質の多すぎで太ります。糖質依存は体重増加だけでなく様々な身体の不調となって現れます。ちょうどいい量は人それぞれ違うのでご相談いただければ、サポートの中でお伝えしておりますが、まずは、いままさにごはん抜き、炭水化物抜きダイエットをしていて、でもやせないと悩んでいるなら、お茶碗一杯のごはんを食べることからはじめませんか?間食が減る、腹持ちがいい、心が落ち着くなど副産物がたくさんでてくるはずです。

ごはんは敵じゃない。味方です。頑張って!

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