運動してもやせない3つの原因
こんにちは。菊江です。
かつて万年ダイエッターだったわたしは、夜のランニング、ジム、家ヨガ、筋トレなどなどあらゆる「やせる運動」にチャレンジしてきました。もしかしてあなたも?
でも、結果わたしはやせなかったわけです。なぜか?今日はそのなぜを掘り下げていきたいと思います。
1.ご褒美の食事が多すぎる?
あなたも経験ありませんか?「運動した後のこの一杯がうまいんだよね〜!」という経験。
わたしが、運動をしてもやせられなかった原因のひとつは、運動したことに安心して食事量が増えてしまったことでした。今日はジムに行ったからごはんおかわり!今日はたくさん歩いたからおやつにコンビニスイーツを!これではやせられませんよね。
これは、運動によるカロリー消費量が、あなたが思っているよりも少ないから。例えば、150kcalのプリンを食べた時、ウォーキングでは30分以上、軽い自重筋トレでは40分以上運動しなければ同じカロリーを消費できません。もし、あなたが今日はごほうび!とばかりにプリンに甘いカフェオレを合わせたとしたら…?運動で消費した以上のカロリーを摂取してしまうことになるのです。
2.運動の負荷が少なすぎる
次に考えられるのが、運動の負荷がダイエットに見合っていないということ。長年運動習慣がないわたしたちがダイエット目的で何かをはじめても、たいてい大したことはできません。筋トレだって腹筋背筋がどれほどできているか。しかも筋トレってきちんとしたフォームでやらないと膝を壊したり、全く効果がなかったりするものなので、やっているのは気分だけで脂肪が燃えるほどの筋肉はいつまで経っても身に付きません。
脂肪1kgを減らすにはおよそ7000kcalの消費が必要と言われています。もし1ヶ月で1kg減を目指すなら1日に230kcalの消費が必要。ランニングなら毎日30分以上、ウォーキングや自重筋トレでも1時間は必要な計算にです。
子育て中や平日は仕事をしていて週末しか時間がないなど、わたしたち女性は日々が忙しい。毎日の運動が無理なら、その半分を食事改善で賄う、または運動はしないで食事改善に集中して脂肪を落す!という方法を模索する必要がある人もきっと多いはずですね。
3.落ちない体重に嫌気がさしてやめてしまう
これは、運動ありきに限ったことではないかもしれません。しかし、運動しているのになぜやせないの!?と疑問に思ってしまう人は多いことでしょう。ネットでは1ヶ月で5kg!3ヶ月で10kg!などと魔法のような誘い文句が溢れています。筋トレ女子の素晴らしい美脚や腹筋に憧れてダイエットをはじめてみたものの、すぐには現れない結果に焦って落ち込んで結局ダイエット自体をやめてしまった経験はありませんか?
体が変わる、これには最低3ヶ月、半年は様子見が必要です。1ヶ月やそこらで出た大きな結果には必ず落とし穴があります。日々の変化というのは本当に小さいものです。体重が落ちていなくても体脂肪は変化しているかもしれないし、ウエストだって0.1mmずつ減っていきます。
この小さな変化を喜び、自分の励みに変えて、ゴールまで辿り着けるか。それがダイエットの成功を左右するカギです。
とはいえ、わたしは運動を否定しているわけではないですし、運動と食事の両輪を上手に回す事ができれば、それに越したことはないとは思います。しかし、生活環境によっては、それができる人とできない人がいるのも事実。
また、じゃあ食事だけで体重を減らそうと安易に食事を抜くのも危険です。脂肪は減らないのに筋肉だけ落ちる、イライラして家族関係が悪化する、栄養不足で心身に不調がでる、摂食障害の危険性もあります。
今、運動しているのにやせないのはなんで!?と思っているあなたには、正しい知識とサポートが必要です。運動も好きでいてほしいし、食べることを諦めてもほしくありません。
あなたがやせるためにやれることはまだまだたくさんあります。一緒に考えていきましょう。