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「痩せなきゃ」という言葉やめませんか?

こんにちは。どんどん寒くなってきましたね。我が家の庭のヒメリンゴの実も赤くなり、時折鳥が飛んできて啄んでいきます。わずかながら自然の中の命に貢献ができているような気になります。まあ、リンゴの木のお世話をしているのは夫なんですけどね。

さて、最近と言ってもずいぶん前からですが、自己紹介で「栄養士でオンラインでダイエット指導をしています」と話すと、「私も痩せなきゃなー(笑)」と言われる方がとても多いです。私は自己紹介をしているだけで、「あなたは痩せなきゃダメですよ」などと言っているわけではないのですが、ダイエットを意識していることが当然というような世論というようなものがあるなと感じます。

まあ、私も昔はよく言っていましたけどね。「最近太ってきちゃって、やばいよね、ちょっと痩せなきゃだよね」って。誰も何も言っていないのに、社会からのプレッシャー?世間の目?そいうものが気になって仕方なかった。わたしなんかはスキニージーンズもミニスカートも履いちゃダメだと思っていたし、それこそ世間に迷惑だ、身を弁えろみたいに感じていた若い頃もありました。

自分でも「痩せ」が良くて、それ以外はダメみたいな固定観念でガチガチになっていたな、と振り返ると思います。

 

でも、今は違うよね、って思えるようになりました。

 

本当に「痩せなきゃいけない」人がどれほどいるでしょうか?

あなたは「本当に」痩せなきゃいけない人ですか?

 

そもそも、ダイエットという言葉は「健康的な食事」という意味を持つ言葉です。つまり、本来なら肥満を減量させることも、痩せを健康的な体重に増やすことも、全てダイエットであるはずなのですが、今では際限のない減量や過度な運動を含むボディメイクをダイエットという風潮が根強くありますよね。

ファッション誌に出てくる細身のモデルを「美ボディ」「美脚」と褒め称え、普通で健康的な体重である読者や受け手側に必要以上の減量を意識させる。痩せる必要などないのに「痩せなきゃ」と思い込んで悩んでしまう人が増えています。

とくに日本は、小さく細身で可愛らしい女性が好まれる風潮がまだまだ根強く、男性にモテるためとか同性間で認められるためなどの理由から、痩せないと嫌われる、好かれないと無意識に恐怖を感じている女性も多いことでしょう。

このような世間では、あなたがいつまでも若くいたい、細い体でありたいと願う気持ちになるのは当然です。

しかし、誰かに何かに強制されるように追い詰められて、不安に駆られてダイエットをすることが正解でしょうか?健康を害してまで、ストレスを抱えてまで、本当は必要のないダイエットに人生の大事な時間を費やし続けることが幸せでしょうか。

 

 

私は、そんなダイエットを意識して生きるのが当然という世の中を変えたい。

 

羨望の眼差しで見られるスリムな体型ではなく、普通サイズの女性でも、堂々と好きなものを着て、好きなことをして、好きなものを食べて、心から笑えって生きられる世の中にしたい。

 

 

今もしあなたが理由も分からず痩せなきゃと思っているなら、その必要があるのか一度立ち止まって考えてみてください。

 

もし、周囲から痩せたら?とか太ってるとか言われるなら、それは余計なお世話なのでシャットアウトしていいんです。

もし、10年前の服が入らなくなって困っているのなら、その服はおそらくもう流行遅れだし古いので新しい服を買ってもいいんです。

もし、隣の女性がスレンダーでいいなぁと憧れてしまうのなら、パートナーや友人にあなたのいいところを10個教えてもらいましょう。あなたにもこんないいところがあるんだって気づけたら「私は今の自分が大好き!」と思っていいんです。

 

本当のあなたはいるだけで生きているだけで幸せなんです。そのままのあなたで充分に周りを幸せにしているんです。

 

わたしのお伝えしているダイエットは、生きることが楽になるためのひとつの方法にすぎません。今の自分を見つめ直し、認め、受け入れ、もう一歩幸せな未来に進むために食事や生活習慣を変えていく。食事を変えれば、身体は自然と健康的な体重に落ち着きます。肥満の人は減量を、痩せの人は体重が増加して体にエネルギーや活力が湧いてくることでしょう。

 

痩せなきゃと不安に駆られ続ける人生はもうやめにしましょう。

 

見た目に囚われず、心を軽くして生きやすくする食事を知ることがあなたの本当の幸せに近づける、わたしはそう思います。

 

 

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