今年こそ自己否定から卒業。ダイエットは自己愛全開でいこう!
こんにちは。菊江です。
今日は東京でも雪が降ったようですね。秋田も年末から雪が降り続いていて、年越しには吹雪。今日も起きたら10cm以上の積雪があったので、朝から家族総出で雪かきをしました。でも秋田市は雪国の中でも雪は少ない方なので、もっと大変な地域がたくさんありますよね。雪にもコロナにも気をつけて冬を乗り切っていきましょうね。
さて、今日は自己愛とダイエットについてお話しします。
自己愛と聞くと、自己中とか自分勝手とかそういうイメージもあるかもしれませんが、自己愛を辞書で見ると、「自己を愛し、自己を性的対象とすること」「自己陶酔、うぬぼれ」などと出てきます。自分を性的対象にするというところはまあ抜かして考えると、自分大好き人間というところでしょうか。
特に日本では、こういう自分に自信があって自分を好きだと公言するような人は嫌われる対象になりやすいですよね。しかし、こういう風潮や世間の意識が強すぎるあまり、自分を好きじゃない、むしろ嫌いと平然と言ってしまう人がすごく多くなりました。
わたしのカウンセリングでも、一番最初にご自分の長所や短所を書いていただくのですが、短所はスラスラ書けても長所となると書けない人がとても多いんですね。思いつかないそうです。でもわたしは思いつかないというお答えは正確ではないのではと思っています。多分ですが、チラリと思いついても、それを書いて笑われないだろうかとか、自分では長所かと思っているけど、人には短所だと思われているかもしれないとか、いろいろと人の評価を気にしてしまうのだと思います。
出る杭は打たれる、空気を読む、周りに合わせる、そういう習性が身につきすぎていて、自分のいいところを自分で正当に評価できなくなっているのではないでしょうか。
さて、これがどうダイエットと繋がっているかというと、痩せたいけど痩せられないという人の多くは、このように自己評価がものすごく低いのです。自分に自信がないのですね。痩せたいけど、自分では痩せられる気がしないという気持ちが大きいのでしょう。自分は頑張って何かを手に入れていい人間ではないと常に無力状態に身を置きたがる人もいます。
ずっと、何かに憧れたり夢や目標をもったりすることが許されない環境にあったとか、何をしても否定されてきたとか、そのようなご経験があるのかもしれません。
このような人の場合、ダイエットのために生活をガラリと変えることにものすごく抵抗があります。痩せたいとは思うものの、今を変えられないので、現状の生活の中でどうにか体重だけ魔法のように落ちてくれないか、という現実離れした気持ちが見え隠れして、ダイエットがうまくいきません。当然ですよね、今の生活で太ってしまったのに、その生活自体は変えたくないとおっしゃるわけです。痩せられるわけがありません。
このような方には、あなたは夢や目標をもっていいし、それに向かって努力してもいい大事なひとりの人間なのだ、とお伝えしていきます。
お前は何をやっても無理、そんな夢もっても無意味だ、と言われ思わされ続けてきた人に、あなたはできる、やっていいんだよと”許可”を出していく。すると次第に、お客様ご自身が自分に”わたしはできる”、”わたしだって夢に向かって頑張っていいんだ”と”許可”を出してあげられるようになっていきます。
これは、ダイエットでいえばまだまだスタートラインです。でも、このスタートラインに立てるか立てないかでダイエットの成功は大きく違ってきます。中には、本当はそのラインに辿り着いていないのに、怒りとか焦りとか対抗心とかで闇雲にダイエットに取り組み、過度な運動、食事制限、サプリメント漬けの生活で体重を落としても、心身の健康を維持できず、自己否定から抜け出せない人が多くいます。それは本当のダイエット成功ではないのです。
つまり本当の意味でのダイエットの成功とは自己愛の回復なのです。
それは体重を多く落とすことではありませんし、周囲に羨ましがられる美しいボディラインを手に入れることでもありません。太ももに隙間ができることでも、ウエストが50cmになることでもありません。食事や生活習慣を変えて、こういう身体を自分は受け入れようと、あなたがあなた自身を好きになること。それがダイエットの成功なのです。
もしあなたがいつもいつもダイエットに悩み続けているのなら、一度立ち止まって自分を見つめ直してみましょう。いつもダイエットを失敗してしまう心の内側にどんな気持ちが隠れているのか、痩せられない自分を嫌いになってしまっていないか。
よく心と体は繋がっていると言いますが、わたしはむしろ心と体は支え合っているだけで繋がっていないと思っています。そして、自分というものは心と近く、体は神様からの借り物だと思うようになりました。痛いところや壊れたところをメンテナンスしながら、心に湧き上がった夢や希望を叶えていけるように常に元気に動き続けられるようにしておくこと、それは日々の生活の一つ一つの積み重ねだと。
だから、あれがダメこれがダメと心で体を否定し続けないで欲しいのです。否定し続けられた体が心の味方になってくれるはずがありません。あなたの大事な気持ち・心に体が応えてくれるように、まずは今ある自分を受け入れてください。理想と違っても誰かに笑われても、その体をまずは自分自身だと受け入れる。そしてよく今まで動いてくれたと労う。そして、次の10年20年先も一緒に生きていけるように、もっと健康になっていこうと寄り添い合う。これが生きることだと思うのです。
今年は寅年。無敵なトラのように、自己否定はやめて自己愛全開でいきましょう!