たった1ヶ月で?!妊活で「陽性反応」が出る食事術
少し前のお話です。
妊活に悩むお客様からダイエットサポートのご依頼を受けました。
妊活中は、薬の副作用で食欲がコントロールできなくなります。むくみも酷く、全身の多大なる不快感を好きなものを食べることで解消したい!…わたし自身は妊活の経験はありませんがその気持ちは分かる気がします。
プライバシーのあることなので、詳細は省きますが、そのお客様はその妊活中の薬の副作用で毎回体重が増えてしまうことがすごくすごくストレスのようでした。そのために、毎回ファスティングをされていると。
わたしはこうお伝えしました。
今、あなたの体は頑張っていてすごく疲れている状態。薬の副作用がつらい時期だからこそ、体を労ってあげてくださいね。それは、栄養のあるものを食べて、よく眠ること。いつものように日付が回るまで起きているのではなく、その日のうちに寝てください。
わたしの目には、その方がまるで自分の体と戦っているように見えました。薬のせいでこんな辛い目に合っている!力ずくで押し込めてやらないと!って。
でも違うんじゃないかな、と。
その方の心も体も、妊娠したい、赤ちゃんが欲しいという夢に向かって一緒に頑張っている仲間なはずです。
先ほどもお話ししたように、わたしは妊活に必要な薬の副作用の本当のつらさは分かりません。しかし、だからこそ、もっと頑張れもっと頑張れとは言えませんでした。
つらいなら休んで欲しい。大切なのは、赤ちゃんがそこにいたいと思う心地いい体にしていくこと。温かく、柔らかく、優しい体を食べ物から作っていくこと。ダイエットはそこからです、と。
その方は、長年のルーティンや成功体験とすごく葛藤しながらも、少しずつ睡眠時間を増やしたり、タンパク質量を増やしたり、野菜の摂取バランスを学んで食事を整えていきました。今までは食べていなかった朝食もご飯、みそ汁(スープ)、タンパク質と食べられるようになって行きました。
ちょうどもうすぐ胚移植があるとのことで、サポート期間中も薬の副作用が弱まることはありませんでした。気持ちが不安定になることも実際あったようです。それでもとにかく、彼女の妊娠したい!という気持ちは強く、食事サポートを受け続けていく気持ちには底力がありました。
そうして1ヶ月が経った頃、嬉しい報告が!
「陽性反応が出ました!自分でもびっくりしています!」
ずっとずっと頑張ってきた彼女。わたしも自分の事のように嬉しいのです。そして、たった1ヶ月だけでも食事を変えていけば、体はすごく変わるんだということを、このご報告を知って感じました。
ただ、彼女のご依頼はダイエット。残りの2ヶ月弱のサポート期間は、産後のダイエットに残しておくことにしました。
無事に赤ちゃんに会える日が来ることを祈っています。
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