【Q&A】vol.3 更年期に差し掛かり育児とダイエットが思うようにいきません。
今日の【Q&A】は「更年期に差し掛かり育児とダイエットが思うようにいきません。」について一緒に考えていきましょう。
先日、 NHKの「あさイチ」で更年期障害について特集がありました。番組では、更年期障害が原因で仕事を辞めざるを得ない女性もいることや、日本では働く女性のうち45歳から54歳までの「更年期」に属する世代が最も多く、その多くが身体の不調と仕事や家庭の両立の狭間でつらい思いをしている現状がリポートされていました。晩婚化、妊娠出産の高齢化によって、40歳前後の出産も珍しくなく、更年期と一番大変な育児を同時期に過ごさなければならない人が増えているということなのでしょう。
わたしも末っ子の出産が36歳の時。今年4歳になります。新生児期の育児ももちろん大変でしたが、今は体力もついて何時間でも公園で過ごすことができるようになりました。アレしたい、コレしたいという欲求も増えるので、長男だけだった30代前半にはなかった疲労感を感じることもあります。また、ここ数年で、周囲ではプレ更年期かな?と不調を訴える人が増えてきました。甲状腺疾患で通院している友人や骨粗鬆症で実際に骨折し働くことに不安を抱えている知人もいます。その多くが、未だに小学生以下の子どもを育てていることに、子育て世代の課題の多さを感じるのです。
そんな中でも、いつまでもキレイでいたいという気持ちは無くなりません。メディアを開けば、同年代で子どももいるのに独身のようにキレイで素敵な有名人やインフルエンサーで溢れています。少しでも今よりキレイになりたい、と思ってしまうのは男女問わず、年齢も問わず自然に湧き上がる気持ちだと思うのです。
それでも、1日1日歳をとり、時間は容赦無く進んでいきます。どうすれば育児をしながらでも自分の思い描く”キレイ”を保っていけるのでしょうか?
キーワードは「気力と体力の維持」
大豆イソフラボンで減った女性ホルモンを補充
女性は45歳頃から、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が減少していきます。エストロゲンは生殖機能を育ててスムーズな妊娠出産のためにも必要なホルモンですが、それだけでなく、肌をキレイにしたり、心の安定を保ったりもする「美人ホルモン」でもあります。そのエストロゲンと似た働きをするといわれるのが大豆から得られる大豆イソフラボンであり、その代謝産物エクオールなのです。
美容と健康を保つためには、大豆イソフラボンが50mg必要といわれています。そのためには、豆腐を200g、豆乳を200cc、納豆なら1パックで大豆イソフラボン50mgを達成できます。わたしのお伝えしている美習慣メゾットでは、1日に納豆1パックとその他の大豆製品の2種類を摂るように指導します。これは、大豆イソフラボン摂取はもちろんのこと、タンパク質源を動物性に偏らせないためでもあります。お客様は朝に納豆、おやつで豆乳など分けて摂取されているようです。
抗酸化作用のある食材で疲れにくく
更年期障害ではどうしても女性ホルモン補充療法やサプリメントに情報が偏りがちですが、その症状の出方、強弱については生活習慣の改善、食習慣の改善も本当に大切です。食習慣においては、糖質過多の食事習慣、タンパク質の摂取量、フレッシュな野菜の摂取バランス、そして代謝をあげる水分摂取など見直すことも多いはずです。
最近では、タンパク質を意識して摂る人が増えていますが、アンチエイジング作用のある食材もまだまだ有効です。ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、カロテン、ミネラル…これらを日々タンパク質と同じくらい大切にしてください。
簡単に言えば、旬のフルーツを食べ、色の濃い緑黄色野菜を種類豊富に選び、海藻をひとつまみサラダやみそ汁に入れて食べるなど、工夫すれば”食べることをむしろ楽しみながら”できる食事方法で、抗酸化作用を取り込むことができるのです。
良質な油を意識すると気力と体力が上がる
そして最後にお伝えするのが脂質、油です。これは俗にいう”良質な油”のことで、お肉についている油や揚げ物、炒め物の植物油のことではありません。
今、我が家では朝にエゴマ油をヨーグルトやみそ汁に入れるのが定番になっています。これは大人だけでなく子どもにも必要で、エゴマ油やあまに油には体で作られない必須脂肪酸が含まれるからです。また、単純に朝にカロリーを摂ることで活動量を増やすことができて午前の仕事や勉強に身が入るようになります。
実際には、わたしは夕方にも摂ることがあるのですが、そうした日は夜の寝かしつけの際に寝落ちせず、起きて自分時間を確保できるようになりました。これはわたしにとってすごく有益なことです。また、便通もよくなり、気分が爽快になります。緊張や疲れで便が硬くなりがちな子どもにも効果があるようです。
いかがだったでしょうか?
大豆製品つまり植物性タンパク質、ビタミンやミネラル、そして脂質、実はこれらは現代人に不足している栄養素の一部でもあります。つまり、体調不良の根本的なところに長年の栄養不足や偏りがあるということです。それに加え、現代人は睡眠不足の人も多いですから、身体が常に疲れていて、若い頃にはなんともなくても、40代、50代という更年期世代になってから不調が目立ってくるということなのかもしれません。
人の細胞は半年で入れ替わるといわれています。諦めかけているあなたの身体も日々代謝し新しく生まれ変わっているのです。ですから、もう遅い、今更と思わず、今日の食事からぜひ見直してみてくださいね。
☆更年期障害、ダイエットでお悩みの方はぜひご相談ください。問い合わせフォームから。